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4つのプランの栄養基準と、実際にいくらかかるのか。継続割の解約条件と、向いていない人の条件まで、公式に出ている数字だけで並べました。

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コルセットダイエットは痩せる?比較試験でわかった効果と限界

木のテーブルに置かれたコルセットとリネン。コルセットダイエットは痩せる?比較試験でわかった効果と限界

コルセットを巻いておけば、着ているうちに痩せるものなんでしょうか?

こんな疑問に、論文大好き臨床ブロガーが答えます。

先に結論を書きます。コルセットで体重や体脂肪が減ると確認された臨床の証拠は、いまのところありません。人を対象にしたランダム化比較試験は存在するのですが、指示どおりに着け続けられる人が少なく、効果を判定できないまま終わっています

一方で、着けている間にウエストが細く見えることそのものは起こります。ただしそれは布で押さえている分の話で、脂肪が減ったわけではありません。

この記事の2021年版は、口コミの伝聞と一般論だけで「効果なし」と書きながら、本文では「副次的効果で痩せることもありそう」と結んでいました。結論と中身が食い違っていたので、いったん取り下げて全部書き直します。

※この記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト等)を含みます。

医療機関でコルセット・脊椎装具を処方されている方へ
この記事は、美容・ダイエット目的で自分で買ったコルセットやウエストニッパーを想定しています。骨折・手術後・脊椎の病気などで、医師・理学療法士・義肢装具士から着用を指示されている場合は、その指示を優先してください。自己判断で外したり着用時間を変えたりしないでください。

この記事でわかること
・コルセットの減量効果を調べた比較試験が、何を明らかにして何を明らかにできなかったのか
・「体重が減る」と「着けている間シルエットが変わる」がどう違うのか
・お腹を締めると体の中で何が実際に測られているのか、どこから先が空白なのか
・1人の体験談から、コルセットの効果を切り分けられるのか
・「着るだけで痩せる」という広告が日本でどう扱われてきたか

体への負担そのもの(筋力・逆流・呼吸・神経)は別記事(コルセットダイエットは危険?論文でわかるリスクと限界)で論文ごとに整理しています。この記事は「効果があるのか」だけに絞ります。

目次

コルセットダイエットは痩せるのか|比較試験でわかったこと

コルセットで体重が減ると確認した試験はありません。効果を測る前に、着け続けられる人がいなくなりました。

コルセットとダイエットの話は口コミばかりが目立ちますが、人を対象にしたランダム化比較試験がちゃんと1本あります。今回確認できた範囲では、これがいちばん強い証拠です。まずこの試験を丁寧に読みます。

8kg以上減量できた77人を9か月追った試験

スウェーデンの診療所で、超低カロリー食で8kg以上減った77人を2つの群に分けた9か月の試験です。

Wikstrand I, Torgerson J, Bengtsson Boström K.(Scand J Prim Health Care 2010;28(2):89-94)
スウェーデン・スカラボリの一次医療で行われた研究。BMIが30以上45未満、30〜60歳の男性26人・女性65人が参加した。

この試験は2段階になっています。

まず全員が3か月の超低カロリー食(VLCD)とグループでの生活指導を受けます。ここで男性20人が平均20.1±6.6kg、女性57人が15.7±4.7kg減っています。減量そのものは、この時点でもう終わっているわけです。

そのうえで、8kg以上減らせた77人をコルセット群39人/非装着群38人にランダムに割り付け、9か月続けました。つまりこの試験がコルセットについて調べたのは「痩せるか」ではなく、正確には「減った体重を維持できるか」です。

指示どおり続けられていたのは3か月後で20%

1日12〜16時間・週7日という指示に、3か月後も沿えていたのは39人中の20%でした。

使われたのは、剣状突起(みぞおちの骨)から恥骨部までを覆うソフトコルセット。着用の指示は1日12〜16時間、週7日です。起きている時間のほとんど、ということになります。

そして、この指示にどれだけ沿えていたか。

図1:指示どおり着け続けられていた人の割合(コルセット群39人)Wikstrand I, et al. Scand J Prim Health Care. 2010;28(2):89-94 の記述をもとに作成100%50%0%100%開始時33%2か月後20%3か月後10%9か月後※これは「指示どおりに着用できていた人の割合」で、試験そのものからの脱落率とは別の数字です

開始時は当然100%ですが、2か月後には33%、3か月後には20%、9か月後には10%まで下がりました。

ここは書き方に気をつける必要があります。
この数字は論文でいう遵守率(compliance)で、「指示どおりに着用できていた人の割合」です。「8割が捨てた」「8割が脱落した」という意味とは違います。ただ、研究として設計された使い方を、9か月間そのまま続けられた人は10人に1人だったという事実は残ります。

X(旧Twitter)で「コルセットダイエット」を追っても、始めた投稿は見つかるのに続けている人の投稿が見当たらず、「あんまり続けてる人とか始めてる人いない?」という書き込みのほうが目につきます。この試験の遵守率と、ずいぶん近い景色です。

群間差は統計学的に有意ではなかった

1年後も2年後も、コルセット群と非装着群のあいだに統計学的に意味のある差はありませんでした。

試験全体を、設計と結果でまとめておきます。

項目内容
参加者BMI 30以上45未満・30〜60歳の男性26人/女性65人(計91人)
前段階3か月の超低カロリー食+グループ指導。男性20人が平均20.1±6.6kg、女性57人が15.7±4.7kg減量
割り付け8kg以上減った77人を、コルセット群39人/非装着群38人にランダム割り付け
介入剣状突起〜恥骨部を覆うソフトコルセットを1日12〜16時間・週7日・9か月間
遵守率開始時100% → 2か月33% → 3か月20% → 9か月10%
1年後の減量コルセット群 11.7±8.1kg / 非装着群 9.3±6.9kg(p=0.23
2年後の減量コルセット群 6.1±7.0kg / 非装着群 4.4±7.3kg(p=0.94
著者の結論「コルセット治療は遵守率が低く、そのため評価できなかった
表1:コルセットの減量維持効果を調べた比較試験の設計と結果(Wikstrand I, et al. 2010)

平均値だけ見ればコルセット群のほうが減っています。ただp値はどちらの時点でも大きく(1年後 p=0.23、2年後 p=0.94)、群間の差は統計学的に意味のあるものではありませんでした。「コルセット群のほうが多く維持できた」と読むのは誤りです。

そして著者自身が、コルセットについては「遵守率が低く、そのため評価できなかった」と書いています。効果を否定したのではなく、効果を測るところまで到達できなかったという報告です。

この試験を自分に当てはめられるか

対象はBMI30以上の人が大きく減量したあとの体重維持です。ウエストを細くしたい人の試験ではありません。

ここが読み飛ばされやすいところです。この試験の参加者はBMIが30以上の肥満に該当する人で、しかも超低カロリー食で15〜20kg落としたあとの段階からコルセットを着けています。

「少しウエストを細くしたい」「あと3kg」という人が、日中に補正下着を着ける状況とは、対象も目的も条件も違います。この試験の結果を、そのまま一般的なウエストニッパーの利用者に当てはめることはできません。

つまり現状はこうです。コルセットの減量効果は、否定されているのではなく、そもそもきちんと調べられていません。

何が確かめられていて、何が確かめられていないのか

着けている間に周径が変わることと腹圧が上がることには実測があります。脂肪と体重は未確認です。

「痩せる/痩せない」で言い合いになるのは、変わるもの変わらないものが同じ言葉でまとめられているからです。分けてしまえば話は単純になります。

何について今わかっていること外したら
着用中のウエスト周径布で押さえた分だけ細くなる戻る
腹腔内圧腹帯で平均+4.0mmHg(約+39%)の上昇が実測されている戻る
食事量・満腹感締めることでどう変わるかを直接測った研究が見当たらない
体脂肪締めるだけの介入で減るかを調べた研究が見当たらない
体重減ると確認した比較試験はない(前章の試験は判定できずに終了)
表2:コルセットで「変わるもの」と「まだわかっていないもの」

上の2行と下の3行は、確かさの質がまったく違います。

「体重が減る」と「着けている間シルエットが変わる」は別の話

布で押さえた分だけウエストは細くなりますが、それは脂肪が減ったことを意味しません。

コルセットを着けた直後にウエストが数cm細くなるのは、当たり前に起こります。柔らかい組織を物理的に内側へ押しているのですから、押した分だけ周径は小さくなります。

ただしこれは、風船を手で握ったときに細くなるのと同じ種類の変化です。握るのをやめれば戻ります。ビフォーアフター写真の多くは、この「押している状態」と「押していない状態」を比べたものです。

見た目が変わること自体は否定しません。予定のある日に着る、という使い方は理にかなっています。ただその日の見え方と、体組成の変化は、別々に考えたほうがいいということです。

締めるだけで脂肪が減るかを調べた研究は見当たらない

締めるだけの介入で腹部の脂肪が減るかを調べた研究には、今回行き当たりませんでした。

「お腹まわりだけ狙って脂肪を落とせるのか」(部分痩せ)は、研究としては運動の分野で議論されてきたテーマです。参考までに、方向の違う2本を挙げておきます。

部分痩せの研究は「運動」の話です
・Vispute SS, et al.(J Strength Cond Res 2011)=座位中心の18〜40歳24人。腹筋運動7種を2セット×10回、週5日×6週間。全員が等カロリー食。腹部の皮下脂肪も体組成も対照群と差が出ず、改善したのは筋持久力だけだった。
・Brobakken MF, et al.(Physiol Rep 2023)=過体重の男性16人・10週間・週4日。消費エネルギーを揃えたうえで腹部運動群と走るだけの対照群を比べたところ、体幹の脂肪は腹部運動群だけ1,170±1,093g(7%)減った

どちらも体を動かした試験で、締めるだけの介入を調べたものではありません。この2本からコルセットの話を引き出すことはできません。

要するに、部分痩せの是非そのものが決着していないうえに、その議論はコルセットとは別の場所で行われているということです。

安全な着用時間も決められない

何時間までなら安全かを示せる研究は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。

「1日◯時間まで」「ウエスト◯cmまで」という基準を、私が勝手に作ることはしません。今回の文献から導けないからです。

比較試験で使われた指示は1日12〜16時間でしたが、そこで確かめられたのはその指示を続けられる人が少なかったということだけで、その時間が安全だという意味ではありません。

書けるのは「症状が出るほど締めない」「症状が出たら中止する」までです。体に何が起きうるかは危険性の記事に論文ごとにまとめています。

なぜ痩せた気がするのか|腹圧と食欲のあいだにある空白

お腹を締めると腹圧は確かに上がります。そこから食事量が減るかどうかは測られていません。

コルセットで痩せる理屈として、いちばんよく語られるのが「胃が圧迫されて食べられなくなる」です。この説を、実測がある部分と無い部分に分けてみます。

腹帯で腹圧は約39%上がる

健康な11人の測定では、腹帯を巻くと腹腔内圧が平均4.0mmHg・約39%上がりました。

van Ramshorst GH, et al.(Hernia 2016)
健康な11人でのクロスオーバー試験。膀胱内圧から腹腔内圧(IAP)を測定した。腹帯なしのIAPは8.0〜16.7mmHg(平均10.5)で、腹帯を装着すると平均+4.0±1.4mmHg=+39.3±14.6%上昇した。

著者の結論は「腹腔内圧が正常な人では、臨床的に危険な水準まで上がるとは考えにくい」です。つまり「圧は確かに上がるが、健康な人でいきなり危ない値になるわけではない」。

ここまでは実測があります。問題はこの先です。

図2:どこまでが実測で、どこから先が空白なのかここまでは測られているここから先は見当たらないお腹を締める腹帯・コルセットウエストニッパー腹腔内圧が上がる平均 +4.0 mmHg(約 +39%)食事の量が減る直接測った研究が見当たらない体重・体脂肪が減る確認されていない実測がある部分:健康な11人で腹帯を巻いたときの腹腔内圧(van Ramshorst GH, et al. Hernia. 2016)。著者は「腹腔内圧が正常な人では、臨床的に危険な水準まで上がるとは考えにくい」と結論しています。「測られていない」は「効かない」ではありません。まだ確かめられていない、という意味です。※点線の枠は、今回の取材で直接調べた研究に行き当たらなかった段階です

図の点線から先が、今回の取材で埋まらなかった部分です。

そこから先を測った試験は見つからない

締めることで食事量や満腹感がどう変わるかを直接測った研究は、見当たりませんでした。

「腹圧が上がる → 満腹感が早く来る → 食べる量が減る → 体重が減る」。この矢印は3本ありますが、実測があるのは最初の1本だけです。

2本目(圧が上がると食事量が減るか)を、腹帯やコルセットで直接測った研究には行き当たりませんでした。無いものを「たぶんそうだろう」で埋めれば、そこから先の話は全部推測になります。

ただし「測られていない」は「効かない」ではありません。まだ確かめられていない、という意味です。ここを「効果なし」と書くのも、同じくらい不正確になります。

使っている人が語る効き方

語られているのは脂肪が燃えることではなく、食べすぎを抑えやすいという感覚のほうです。

X(旧Twitter)を検索してみると、まず目につくのは広告とアフィリエイト投稿で、実際に使った人の言葉はそこまで多くありません。

そのうえで今回確認した投稿では、「食べすぎを抑えやすい」「圧迫されているので満腹と錯覚する」という語りが複数見られました。逆に「脂肪が燃える」という言い方はほとんど見かけません。

そして「痩せた」と書いている人の多くは、食事の見直しや運動を並行しています。コルセット単独で減った、と読める投稿は少数でした。

つまり使っている人の実感と、研究で確かめられている範囲は、方向としては食い違っていません。どちらも「食欲まわりに何か起きているかもしれない」で止まっていて、そこから先が埋まっていない。

運動を併用した1人の経過(体験談)

2年でおよそ13kg減ったという記録がありますが、運動を併用しており、コルセットの効果とは言えません。

ここからは研究結果ではなく、当サイトが1人に聞き取った体験談です。
参加者が1人しかおらず、比べる相手(対照群)もいません。コルセット単独の効果を示すものではありません。実際に長く続けた人が何をしていたかを見る、という位置づけで置いています。

何を併用していたか

着用したままランニングとウォーキングをしていた、と本人が話しています。

本人の言葉では、コルセットだけで減量するのはハードルが高く、着用したままランニングやウォーキングをしていたとのことでした。加えて、間食の量そのものが変わっています。

この時点で、体重の変化に効いた要因は少なくとも3つあります。運動、間食の減少、コルセットの着用。この3つを1人の記録から切り分けることはできません。次に挙げる減量幅をコルセットに帰することは、どうやってもできない、ということです。

体重の動き方

身長156cmで、2年かけて60kgから47〜48kgへ、月ごとに少しずつ動いています。

記録は以下のとおりでした。3か月目に60→58kg、6か月目に58→55kg、9か月目に55→54kg、12か月目に54→53kg。1年3か月で53→48kgと大きく動き、1年6か月以降は47〜48kgで安定しています。

目を引くのは速さではなくゆっくりさのほうです。最初の1年でおよそ5kg、月に換算すれば0.5kgに届きません。短期間で大きく落とすとリバウンドしやすいことを考えると、この速度自体は無理のない範囲です。

本人が語っていた効き方は「少し食事をしただけできつくなり、間食が止まった」でした。これは前の章で見た、実測が途切れている場所の話です。感覚としてはよく語られるのに、研究では確かめられていない、まさにその部分にあたります。

使っていたのは4段階ホックの製品で、いちばん奥ではなく1つ手前を選んでいたそうです。商品の具体的な付け方はこちらにまとめています。

なお、就寝中も着けるべきかどうかは寝る時の着用を扱った記事で別に検討しています。

広告でうたわれる効果はどこまで信用できる?

着るだけで痩せるという表示には、国から景品表示法に基づく措置命令が繰り返し出ています。

売り文句と、確かめられている範囲を並べておきます。買う前に見比べる材料として使ってください。

広告でよく見る言い方確かめられている範囲
着るだけで痩せる減量効果を確認した比較試験は無い(判定できずに終了)。加圧シャツ等では措置命令の対象
脂肪が燃える・脂肪を落とす締めるだけの介入で脂肪が減るかを調べた研究が見当たらない
食べすぎを防ぐ腹圧が上がることまでは実測あり。食事量までは直接測られていない
くびれができる着けている間は細くなる。外せば戻る
着るだけで筋肉がつく加圧シャツで措置命令の対象になった表示
表3:売り文句と、いま確かめられている範囲の対応

根拠を出せなかった9社

2019年3月、痩身と筋肉増強をうたった加圧シャツ等の9社に措置命令が出ています。

消費者庁は2019年3月22日、加圧による痩身効果・筋肉増強効果を標ぼうしていた加圧シャツ等の販売事業者9社に対し、景品表示法(優良誤認)に基づく措置命令を出しました。

注目したいのはその中身です。この処分は不実証広告規制によるもので、消費者庁が表示の裏づけとなる資料の提出を求めたところ、7社は提出した資料が不十分、2社はそもそも資料を出しませんでした

つまり「着るだけで痩せる」と書いていた側が、国に根拠を出せなかったということです。さらに2022年6月には、うち1社が加圧下着で2度目の措置命令を受けています。

コルセットとウエストニッパーは加圧シャツそのものではありませんが、「着るだけで体組成が変わる」という主張の立て方は同じです。広告で断定されているほど、裏づけは揃っていないと考えておくのが妥当です。

体に起きうることは安全性の記事にまとめている

圧迫による逆流や就寝時の着用、肋骨への影響は、別の記事で論文ごとに整理しています。

締めることの負担については、ここでは展開しません。ベルトによる腹部の圧迫が食後の胃食道逆流を悪化させることを示した研究(Lee YY, et al. Gastroenterology 2017)などを含め、コルセットダイエットは危険?論文でわかるリスクと限界で扱っています。就寝時はこちら、肋骨についてはこちらです。

よくある質問

Q. コルセットを着けているだけで体重は減りますか。

A. 減ると確認した試験はありません。人を対象にした比較試験はありますが、指示どおり続けられる人が少なく、効果を判定できずに終わっています。

Q. 何日、何か月くらいで痩せますか。

A. 体重が減るまでの期間を示せる臨床試験はありません。「◯週間で◯kg」と期間を約束している情報を見かけたら、その根拠がどこにあるかを確かめてください。

Q. ウエストは細くなりますか。

A. 着けている間は、押さえた分だけ細くなります。外せば戻ります。体重や体脂肪が減るかどうかは、それとは別の話です。

Q. 食欲が減るなら、結局は痩せるのではないですか。

A. 腹圧が上がることまでは実測されていますが、そこから食事量が実際に減るかを直接測った研究は見当たりません。理屈としては通っていても、まだ確かめられていない段階です。

Q. 1日何時間までなら着けていいですか。

A. 安全な時間を決められる研究はありません。比較試験の指示は1日12〜16時間でしたが、3か月後にその指示へ沿えていたのは2割でした。症状が出るほど締めない、出たら中止する、が現時点で書ける範囲です。

Q. 寝るときも着けたほうが効きますか。

A. 就寝時の着用は別の記事で扱っています。ダイエット用と腰痛用で判断が変わるため、そちらを参照してください。

参考文献

この記事で参照した論文と公的資料の一覧です。数値はいずれも原著の記載に合わせています。

  1. Wikstrand I, Torgerson J, Bengtsson Boström K. Very low calorie diet (VLCD) followed by a randomized trial of corset treatment for obesity in primary care. Scand J Prim Health Care. 2010;28(2):89-94. PMC3442323
  2. van Ramshorst GH, et al. The effect of different types of abdominal binders on intra-abdominal pressure. Hernia. 2016. PMC4724682
  3. Vispute SS, Smith JD, LeCheminant JD, Hurley KS. The effect of abdominal exercise on abdominal fat. J Strength Cond Res. 2011;25(9):2559-64. PubMed 21804427
  4. Brobakken MF, Krogsæter O, Helgerud J, Wang E, Hoff J. Abdominal aerobic endurance exercise reveals spot reduction exists: A randomized controlled trial. Physiol Rep. 2023;11(22):e15853. PMC10680576
  5. Lee YY, et al. Abdominal Compression by Waist Belt Aggravates Gastroesophageal Reflux, Primarily by Impairing Esophageal Clearance. Gastroenterology. 2017. PubMed 28267445
  6. 消費者庁「痩身効果及び筋肉増強効果を標ぼうする加圧シャツ等の販売事業者9社に対する景品表示法に基づく措置命令について」2019年3月22日

この記事で触れた商品

体験談で使われていた製品です。減量効果が確認された商品として紹介するものではありません。

以下は商品情報です。論文で減量効果が確認された商品の推奨ではありません。
この記事で確認したとおり、コルセットで体重や体脂肪が減るという臨床の証拠はありません。着けている間のシルエットを整えたい、という目的で選ぶものとしてご覧ください。
※以下の商品リンクにはアフィリエイト広告を含みます。

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この記事を書いた人

臨床検査技師。専門は生化学検査。健診センターのデータ業務、治験コーディネーター(CRC)、総合病院、公立病院の経営推進課を経て、現在はWEBマーケティングが本業。自身が20回のダイエット失敗のあと88kgから65kgへ。論文を読んで気になったものを自分の体で試し、体重・腹囲・血液検査・体組成という数値で確かめた記録を書いています。効くものは効くと、効かないものは効かないと書きます。広告主から記事内容の指定を受けることはありません。

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